YOYOMAKERs 始動

 

どうもこんにちは、YOYOMAKER(ヨーヨーメイカー)の東方です。

この案内を書いていたのはほかでもないヨーヨーの日、2020年6月6日。

仕事がなかなか忙しくて、やっと今日、公開できました。

これをご覧頂いているあなたに特別なご案内があります。

 

僕の3Dプリントノウハウの継承者を募集します

僕が3Dプリンタでヨーヨーを作り始めて6年が経ちました。2013年には3DCADを触ってたことを考えると、7年になります。

3Dプリンタで作ってるものはヨーヨーだけではないですし、紆余曲折あって製造業ベンチャーに携わってた時期もあって、発注のための製図だったり加工の職人さんとのやりとりだったり、いろんなことをしてました。

ここ数年、僕の成長だったり、やってきたこと、できるようになったことの中心にあったのは、間違いなく、3Dプリンタです。

 

初めて3Dプリンタで作ったヨーヨーはYOYONEWSドットコムで、ヨーヨーマスターのスティーブ・ブラウンに取り上げられました。

 

※YOYONEWS.comより

 

2014年に、初めてヨーヨーを題材にした3Dプリンタのワークショップを開催。

 

※AKIBA PC Hotline!より

 

その年は、日本ヨーヨー連盟主催の全日本ヨーヨー選手権のファンイベント「MODSコンテスト」で特別賞をもらいました。

 

※s.kon world ヨーヨー製作日記より

 

※一番右が僕。

 

ありがたいことに縁が続いて、2015年のヨーヨー世界大会ではMODSブースにて3Dプリンタと3Dプリントヨーヨーを展示。

 

 

なんと日経ものづくりさんに呼ばれて、目黒・雅叙園での講演会にも登壇。

 

 

ディアゴスティーニさんの「週刊マイ3Dプリンター」にも特集が掲載。

 

 

世田谷ものづくり学校さんや、

 

 

東急ハンズさんでワークショップをやらせてもらったり、

 

 

近年は、プログラミングを習っている小学生向けに夏休みの自由研究としてのワークショップもさせてもらっています。

 

最近取り組めていませんが、自作3Dプリンタコミュニティ「Reprapジャパン」でも折り畳み式3Dプリンタを展示したりしてました。

 

 

もしかしたら、最近は、寺田真悟(てりー)氏と立ち上げた「キャンディーダイス」で僕のことをご存知の方が多いかもしれません。

 

※YouTubeチャンネル「リワインドTV」より

 

僕を個人的に知ってる人は「なんで東方さんこんなこと始めるんかなー」と感じる方もおられると思いますので、理由を説明していきますね。

 

僕がやりたかったこと

僕にはずっと前からやりたいことがあります。それは、3Dプリンタでヨーヨーを作る・売るということからもう一歩踏み込んで、3Dプリンタを使ったヨーヨーの作り方を通じて、3Dプリンタを活用する人を増やす、ということ。僕がヨーヨーを作り始めてから一貫して変わってない活動理由、モチベーションだったりします。

 

それがなぜいまこのタイミングなのかというと、理由が2つあります。

 

ひとつめは、3Dプリンタ、良いものがすごい安くなってます。僕が3Dプリンタを始めた当時は、安いものでも10万円以上(僕が入手した1台目のFDM機は17万でした)、光造形機にいたっては50万で安いほうでした。そもそも値段のハードルが高かったんですよね。使えるかどうかもわからない機械に何十万も出すような人はそうそういなかったわけです。僕は出しましたけど(笑)。

3年くらい前は、安価な3Dプリンタと言えば使用に耐えないコピーマシンばかりの状況だったのが、昨年から一変しました。FDM機で5万円程度、光造形機は小さいものなら3万程度の投資で入手できてしまいます。

 

価格のハードルは圧倒的に下がった。

 

一方で、2つ目の理由。やっぱり課題は3Dデータ作成のハードル。

3万円で3Dプリンタを簡単に買えるという現実と、自分で3Dデータを作れる人の数が、釣り合ってない。

 

日本の教育事情をとやかく言いたいところではありますが本題から逸れるのでそれはぐっと飲みこんで(笑)

 

例えるならば、

・電動ドリルは大量に売っているのに、穴の開け方を知ってる人がいない

・食材や鍋は大量に売っているのに、料理の仕方を知ってる人がいない

・美味しいラーメンを売っているのに、はしで食べられる人がいない

そんな状況になっています。

 

3Dプリンタは安価で大量に売っているのに、作りたいものがある人も、作れる人も少ない

 

ということです。

ならば、作りたいものがある人を増やし、作れる人を増やす、ことがハードルを下げること。

これが、僕、YOYOMAKER・東方に課せられた使命なのであります。

たぶん、7年前にそう決まったんです。たぶん(笑)。

 

このままだと、いつまで経っても、3Dプリンタというものが「イロモノマシン」の域を出ませんからね…。いつまで経っても、銃作れるんでしょ?みたいな印象で語られる機械から進化しない。

まだ言ってくる人いるからな…(笑)

 

世界の変化が急に来た

さて、世界はいま大きく変わりつつあります。ご存知の通り、COVID-19(新型コロナウィルス)の影響で、生活スタイルや消費スタイルがすごいスピードで変わりつつあります。

僕にとっては、社会人4年目で遭遇した東日本大震災以上のインパクトを持つ変化の中にいます。東日本大震災は日本でのことでしたが、今回は世界レベルの変化と言えます。中国の田舎で見つかったあるウィルスが、たった2か月そこそこで世界中に蔓延し、人間の行動を激変させています。

 

やるなら、今だな、と。そう、3Dプリンタをイロモノマシンから進化させるのは今だな、と(笑)。いやいや、「僕が楽しくヨーヨーを作っているだけ」ではなくて、みんな作れるってことを広めるには、一番意味のあるタイミングなのかな、と思ったんです。

 

ということで「3Dプリント実践サークル YOYOMAKERs」を立ち上げます。

 

YOYOMAKERsっていうのは、僕みたいな、自分でヨーヨーを作る人たち、という意味。ヨーヨーが好きで、作ってみたくて、やってみようっていう行動を起こす人の集まり、そのままです。

 

もうひとつ「3Dプリント実践サークル」っていうのを付けたのは、もう少し視野を広げたかったから。ヨーヨー作りに興味あるっていう人だけではなくて、子どもの頃にきっと一度遊んだことがあるおもちゃ「ヨーヨー」を作ることを通じて、ものづくりのスキルを獲得していきたいっていう人にぜひとも参加して欲しいという想いを込めています。

 

でも、いまこのページは、主にヨーヨーをやっている人が読んでくれていると思うので、まずは小さく初めてみて、ちょっとずつ広げていければと思っています。

 

もう少し、僕の構想をお話しさせてください。

 

YOYOMAKERsの目標

 

目標1.黒字化

何事も、継続ができないと意味がないんですよね。はっきり申し上げて、ノウハウを教えること、広めることをボランティアでやるつもりはないんです。昔は無償・ボランティアの気持ちもあったんですけど、それで広げようとすると首が回らないというか…。

っていうのは、一昨年から去年にかけて、クラウドファンディングをいくつかやったんですけど(自分の企画もお手伝いも含め6プロジェクトくらい)、どれも収支トントンか、稼働費用や労力まで入れると赤字だったりしています。クラウドファンディングでは、利益が残らなかったんです。っていうよりも、継続できる仕組みが構築できず、そして構築できるまでの体力が僕になかった…。

クラウドファンディング自体は成功したけど、トータルで考えて失敗だったのかな…と。継続できるようにしていかないと意味がないんだ…と。

その反省を生かして、ノウハウの提供のときは月額いくらのオンラインサロンにして、僕自身が今やっている仕事と兼業として並行してやっていこうと考えました。大きくぶち上げるよりも、小さくていいから継続維持できる形でやってみようとしています。

 

目標2.2021年MODSコンテストの再開

ヨーヨーMODSの第1人者といえば、S.konさんです。本業は旋盤工で、ヨーヨー界に残る数々のMODSヨーヨーを作ってきたSkonさんも、2015年に秋葉原で開催されたヨーヨーの世界大会で、自作ヨーヨー活動に一区切りをつけられました。

メタルヨーヨー、バイメタルヨーヨーなど高性能・メンテナンスほぼ不要のヨーヨーが一般化・普及するに伴って、MODSの文化も下火になってしまっています。

でも、新しい芽もあります。専門店が最近販売を始めた安価なヨーヨーが懐深く「自分にとって使いやすく改造するカスタマイズが流行」しています。カスタマイズのロマンはまだ消えてはいないのが嬉しい。

3Dプリントで作ったヨーヨーを自慢する会、みたいなものを開催したいと考えていて、それはやはりMODS部門の再開でしょう。僕らが3Dプリンタで再開させるんです。

 

目標3.2022年3Dプリントヨーヨー限定大会の開催

今年度はコロナウィルスの影響でなかなか難しい運営を迫られてますが、毎年さまざな場所でヨーヨーの競技会が行われています。僕自身は、個人的にJYYF(日本ヨーヨー連盟)さんに推奨曲を提供していたりもしていますし、長い付き合いです(ボランティア参加で、利害関係はないです)。メインとなる競技会とは別のファン部門として、3Dプリントヨーヨーの実力を世に知らしめるための大会を開催したいと考えています。

 

これらがYOYOMAKERsでやっていきたい未来の姿です。

でも、これは僕一人で実現するには大変難しい。3Dプリントを実践できる人が何人もいてこそ、成立するものだと思っています。

 

YOYOMAKERs「最初の実践者」を募集

 

参加するメリットとして、7つ提示できます。

もちろん今まで僕が語ってきたことや目標に共感できなくても良いんですが、共感してくれた状態で下記のメリットを受けてもらうほうが、精神衛生上よろしいかとは思います。

 

メリット1.在宅でスキルとノウハウが身に着きます

3Dプリンタ本体のことから、使いこなし、3Dデータの作り方も含めて、僕のノウハウを共有します。サークル・部活みたいなものですが、こういうご時世で一か所にたくさんの人数が集まるイベントを主催するのは非常に憚られますので、オンラインサロンと呼ばれる形式になります。手順通り、ちゃんと実践してもらえれば、すごく短い期間で3Dプリントヨーヨーが作れるようになります。

※「Discord」のクローズドグループに招待予定です。

 

メリット2.オンラインワークショップを受講できます

僕がリアルの場でやっていたワークショップは、しばらくというか、今後開催できないでしょう。オンラインサロン内では文字と動画でノウハウをシェアしますが、それだけではよくわからないっていうことも多々出てくると思います。そこで、僕もZOOM等々を使って直接指導する時間を取るように心がけて、みなさんが自宅にいながらにしてワークショップを受けられる、という状態にします。なるべくゲスト講師も見つけてこようと思ってます。

※月1回程度開催

 

メリット3.僕が作る3Dデータ情報がゲットできます

僕が作ったヨーヨーのデータはオンラインサロン内で無償でシェアします。データをダウンロードしてもらって、同じ物をプリントしても良いし、メンバーがちょっと手を加えられるようにしてカスタマイズできるようにしても楽しそうだなと思ってます。もちろん、あなたが作ったデータはあなたのものなので、サロン内でのシェア等々はお任せします(メリット5で後述します)。

※僕のデータシェアは、寸法情報が固定されたSTLファイルだけでなく加工ができる元データや、加工工場に出しても遜色ない図面も含みます。

 

メリット4.最新3Dプリンタ、材料の情報が得られます

とにかくいろんな3Dプリンタが出回っているので、僕の目線から、これで始めれば間違いない、という推奨機種を紹介していきます。あとは、けっこういろんな3Dプリンタ材料を試していますので、新素材の情報、プリントのコツから、3Dプリンタ本体の情報もシェアしていきます。オンラインサロンにいるメンバーが全員同じプリンタを使うことで、新しい使いこなし方法や材料をすぐに使えるようになるのは良いですよね。

僕が海外のどこかから集めてくる貴重材料を100グラム単位程度で販売できたら面白いとも思ってます。色や素材の種類によっては、Amazonで簡単に手に入らない素材も案外多かったりするので、オンラインサロンで窓口一本化してシェアするのも理想だよなって思っています。

 

メリット5.データ販売であなたの利益を作る

これはあくまで計画ですが、オンラインサロン内で仕上がったデータをECショップで販売します。つまり、あなたが作ったヨーヨーのデータが売れればあなたのお金になる、という仕組みを目論んでいます。3Dデータって決して単価が高いものではないんですが、原価はあってないようなものなので、うまくすれば材料の研究費程度にはなると思います。販売先は、まず日本国内から始めて、メインに海外の3Dデータ共有サイトをにらんでいます。つまり何をしたいかというと、海を越えてデータ販売することで、海の向こうの人があなたのヨーヨーを3Dプリントして使ってくれかもしれないっていう可能性を実現したい。これやってる人いないから、世界初の試みになるはず。毎月のオンラインサロン代を、自分のデータ販売で回収できる、みたいな風にしたいというのもあります。

※既存メーカーの既製品の真似データや、模倣品を作るのは自由なのですが、データ販売時には著作権の観点からの審査は一応します。

 

メリット6.サロン内プロジェクト

ゆくゆくはメンバー同士でコラボして3Dプリントヨーヨーを作ったり、3Dプリントにとどまらず、量産を視野に図面を描いて、金属加工の専門工場に持ち込んだりするのも面白いと思ってます。まずは、ヨーヨーの設計・プリント後の二次加工を簡略化するためのパーツの商品化を考えています。これは僕自身が動かして、サロン内で部品を原価でシェアする、みたいな運用をしていきます。

※ゆくゆくは、サイドエフェクト、金属スペーサー、ベアリング、パッドなどの汎用品も容易に入手できる環境を整えようと思ってます。

 

メリット7.ヨーヨー以外のものもどんとこい

ヨーヨー以外に、コマ、ハンドスピナーを作るワークショップもやったことがあります。特に、投げコマは3Dデータ作成の入門にちょうど良いので、軸の部品含めサロン内でシェアできるようにしようと考えています。あと僕最近、ZblushCoreを使い始めていて、フィギュア作成などにもチャレンジしていきたいと思ってまして、そういう方面にも興味ある人にも取り組んでもらえるようにします。

そのほか、こういうもの作りたいんですけどってアドバイスには極力乗ります。でも、設計等々を代行する場合は別途作業賃を見積もります(笑)。

※ヨーヨーのカウンターウェイトについては、このYOYOMAKERsでの扱いの対象外となります。

 

開催期間

【2020年6月~8月(3か月間)】

オンラインサロン自体は8月以降も継続できる限り継続するつもりでいますが、とりあえずお試しで3か月やってみます。この期間はガンガン実践してもらって、わからないことがあれば聞いてもらえればメンバー全員の財産になるはず。

とりあえず参加しておいてROM専(リードオンリーメンバー)もよし、ノウハウを身に付けるだけ身に付けて3か月で退会するもありです。

 

参加方法

下記フォームにメールアドレスを登録して頂いければ事前登録完了です。後日、メールアドレス宛に別途参加案内・決済方法の案内をお送りします。登録が完了したらDiscordに案内します。自動返信がうまくいってない感じなんですけど(笑)、こっちにはちゃんとメール来てるので、追々返信をしていきます。

 

YOYOMAKERs事前登録フォーム

 

※送信ボタンを押した時点では課金とかありませんのでご安心ください。

 

参加費

お1人 330円/月(税込)

ただし、初月(6月)無料。

オンラインサロン自体は毎月の継続課金制です。2020年6月、7月、8月の3か月間は300円/月を(プラス税金)予定しています。本格稼働以降は値上げするつもり(500~1,000円/月)です。

 

人数

限定10名

申込順で10名です。10っていう数字に特に意味はないです。そもそもこのオンラインサロンがどうなるのか僕も先が読めないので(笑)、まずはやる気のある方々、少数精鋭でスタートできればと思っています。

 

習得の目安

まず3週間頑張ってください。3週間、毎日コツコツやればヨーヨーの3Dデータは作れるようになります。3Dプリンタ本体も使っていくことを考えると、2か月~3か月あれば、一通りのノウハウは身に着きます。

※個人差はあります。ただ、勘の鋭い子で、90分のワークショップ受講後、ガンガン3Dデータ作れるようになった小学生もいます。はやい人は本当にはやいです。

 

第2次申し込み期間

6月17日0時~6月20日24時

こちらからメールアドレスを事前登録してください。

自動返信がうまくいってない感じなんですけど(笑)、こっちにはちゃんとメール来てるので、追々返信をしていきます。

 

YOYOMAKERs事前登録フォーム

 

Q&A~質問コーナー~

・パソコンは必要ですか?

はい、必要です。むしろ必須です。

ものすごい高スペックなものでなくても大丈夫ですが、3DCADが動くものを用意してください。Win8.1以上、MACOS10以上を推奨します。使用するソフトウェアの都合上、Linuxは向きません。シングルコアCPU、メモリ2GB程度のネットブックは避けてください。

 

・スマホだけでできますか?

スマホでは3Dデータ作成、3Dプリントはできません。パソコンが必要です。オンラインサロン内の情報を確認するのはDiscordのスマホアプリで可能です。

 

・パソコンはあるんですが、3Dプリンタを買うのはちょっと抵抗ある…

3Dプリンタを買うのは最後でも良いです。むしろ最初は買わなくても良いと思ってます。なぜなら、最初のうちはデータをプリントするにあたってDMM.makeに外注する、というのが楽だからです。僕も3Dデータを作り始めて半年くらいはDMM.makeに依頼していました。

 

・申し込みはどうしたら良いですか?

まずメールアドレスを登録してください。メールアドレス宛に案内を送ります。

 

・決済方法は何がありますか?

noteの決済機能か、今のオンラインショップの決済機能を活用します。基本的にクレジットカードが必要です。銀行振込を希望する方が多い場合には検討します。

 

・返金はしてもらえますか?

返金には応じかねます。でも、オンラインサロン内でシェアするPDFや動画はダウンロードできるようにしていくつもりなので、それをダウンロード保存しておいてもらえれば退会後もデータは手元に残るはずです。

 

・退会したい場合はどうすれば良いですか?

1か月単位での運用を考えているので、退会する月中にメールをください。気兼ねなく出入りできるようにしようとは思っています。

※運用は変わる可能性があります。

 

では、ぜひオンラインサロンでお会いしましょう!

 

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